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Snow White (Mass Market Paperback - Grimm Fairy Tales Collection (h-1-1)) (1967) ISBN: 4102083014 [Japanese Import]

Snow White (Mass Market Paperback - Grimm Fairy Tales Collection (h-1-1)) (1967) ISBN: 4102083014 [Japanese Import]

グリム兄弟
0/5 ( ratings)
孤独、殺意、ねたみ、善意と愛情。そのすべてがつまった小宇宙がここに。ドイツ民衆の口から口へと語りつがれてきたメルヘンを、こまめな熱意をもって収集し、文学的才能によってナイーヴな詩に高めたグリム兄弟。本書は、世界中に愛読されるグリム童話のなかから、表題作をはじめ、『歌う骨』『金の鵞鳥』『強力ハンス』『勇ましい豆仕立屋』『灰だらけ姫』『千匹皮』『鉄のハンス』『金の鳥』『藁と炭といんげん豆』など23編を収録した傑作集第一集である。目次小人のルンペルシュティルツヒェン歌う骨金色の子どもたち鵞鳥番の少女マレーン姫つぐみのひげの王様金の鵞鳥強力ハンス三人の怠け者おいしいおかゆおやゆび豆助の旅勇ましい豆仕立屋賢いちびの仕立屋藁と炭といんげん豆ラプンツェル一つ目、二つ目、三つ目灰だらけ姫千匹皮鉄のハンス白雪姫金の鳥命の水こわがることをおぼえようと旅に出た男の話解説:植田 敏郎本書収録「白雪姫」よりむかし冬のさいちゅうのことでした。まるで綿毛でも飛ぶように、空からひらひらと雪がまい落ちてきました。そのとき、お妃がひとり、黒い黒檀の窓わくのついた窓ぎわに腰をおろして、針仕事をしていました。お妃は、ぬいものをしながら、目をあげて雪を見やりました。このとき、お妃の指先に針がささり、血のしずくが三滴、雪の上にしたたりました。……本書「解説」より本書はグリム童話のうちで特に優れたものを一九六二年発行のドイツのグリム研究の第一人者フリードリッヒ・フォン・デァ・ライエン教授校訂のテキストによって訳したものである。ライエン教授はこれまでのテキストでは、似たテーマの童話が方々にちらばっていて、分類もされず系統もたてられていないのを遺憾として、童話をこれまでとはすっかりちがった順序で配列している。これで同種類の童話がまとめられたから、研究者にはことに便利であろう。――植田敏郎(訳者)グリム兄弟ヤーコプ・グリム(1785-1863) ヴィルヘイム・グリム(1786-1859) ドイツの文献学者、言語学者。ハーナウの弁護士の家に生る。学究肌の兄ヤーコプと詩人肌の弟ヴィルヘルムは、常に行を共にし、ドイツ民族の魂の発露たるものの収集、刊行、研究に情熱を注ぎ、ゲルマン文献学に大きな功績を遺した。その成果は『子供と家庭のための童話』『ドイツ伝説集』、代々の学者に引きつがれて1961年に完成した『ドイツ語辞典』等。兄には大作『ドイツ語文法』もある。植田敏郎 (1908-1992)広島生れ。東京帝大独文科卒。1931年渡欧、ウィーン大学等で学ぶ。専門はゲーテ時代のドイツ文学で、学習院大、一橋大教授等を歴任。一方日独の児童文学の架け橋となる著作翻訳を行った。翻訳文化賞等受賞多数。
Language
Japanese
Format
Paperback Bunko
Release
June 30, 1967
ISBN 13
9784102083017

Snow White (Mass Market Paperback - Grimm Fairy Tales Collection (h-1-1)) (1967) ISBN: 4102083014 [Japanese Import]

グリム兄弟
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孤独、殺意、ねたみ、善意と愛情。そのすべてがつまった小宇宙がここに。ドイツ民衆の口から口へと語りつがれてきたメルヘンを、こまめな熱意をもって収集し、文学的才能によってナイーヴな詩に高めたグリム兄弟。本書は、世界中に愛読されるグリム童話のなかから、表題作をはじめ、『歌う骨』『金の鵞鳥』『強力ハンス』『勇ましい豆仕立屋』『灰だらけ姫』『千匹皮』『鉄のハンス』『金の鳥』『藁と炭といんげん豆』など23編を収録した傑作集第一集である。目次小人のルンペルシュティルツヒェン歌う骨金色の子どもたち鵞鳥番の少女マレーン姫つぐみのひげの王様金の鵞鳥強力ハンス三人の怠け者おいしいおかゆおやゆび豆助の旅勇ましい豆仕立屋賢いちびの仕立屋藁と炭といんげん豆ラプンツェル一つ目、二つ目、三つ目灰だらけ姫千匹皮鉄のハンス白雪姫金の鳥命の水こわがることをおぼえようと旅に出た男の話解説:植田 敏郎本書収録「白雪姫」よりむかし冬のさいちゅうのことでした。まるで綿毛でも飛ぶように、空からひらひらと雪がまい落ちてきました。そのとき、お妃がひとり、黒い黒檀の窓わくのついた窓ぎわに腰をおろして、針仕事をしていました。お妃は、ぬいものをしながら、目をあげて雪を見やりました。このとき、お妃の指先に針がささり、血のしずくが三滴、雪の上にしたたりました。……本書「解説」より本書はグリム童話のうちで特に優れたものを一九六二年発行のドイツのグリム研究の第一人者フリードリッヒ・フォン・デァ・ライエン教授校訂のテキストによって訳したものである。ライエン教授はこれまでのテキストでは、似たテーマの童話が方々にちらばっていて、分類もされず系統もたてられていないのを遺憾として、童話をこれまでとはすっかりちがった順序で配列している。これで同種類の童話がまとめられたから、研究者にはことに便利であろう。――植田敏郎(訳者)グリム兄弟ヤーコプ・グリム(1785-1863) ヴィルヘイム・グリム(1786-1859) ドイツの文献学者、言語学者。ハーナウの弁護士の家に生る。学究肌の兄ヤーコプと詩人肌の弟ヴィルヘルムは、常に行を共にし、ドイツ民族の魂の発露たるものの収集、刊行、研究に情熱を注ぎ、ゲルマン文献学に大きな功績を遺した。その成果は『子供と家庭のための童話』『ドイツ伝説集』、代々の学者に引きつがれて1961年に完成した『ドイツ語辞典』等。兄には大作『ドイツ語文法』もある。植田敏郎 (1908-1992)広島生れ。東京帝大独文科卒。1931年渡欧、ウィーン大学等で学ぶ。専門はゲーテ時代のドイツ文学で、学習院大、一橋大教授等を歴任。一方日独の児童文学の架け橋となる著作翻訳を行った。翻訳文化賞等受賞多数。
Language
Japanese
Format
Paperback Bunko
Release
June 30, 1967
ISBN 13
9784102083017

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