作家は本当に沖にむかわなければいけない人種です。 1991年から3年間、ヤップ島、座間味島、東京と場所を変えながら、新井敏記は池澤夏樹に問いかけ続けた。作品を読み込み、そこに現れる作家のテーマを探り、読書と創作の軌跡を詳細に辿る。「作家池澤夏樹の肉声を通して、読書というある種の輝きを持った一瞬を共有したい」という思いに駆られて。 なぜ読むのか? そしてどのように読むのか。 なぜ書くのか? そしてどのように書くのか。 作家はインタヴューを通じて作家となるまでの航跡を総括し、自らの作品を振り返る。作家池澤夏樹をより深く理解するための、お薦めの一冊。 【目次】 環礁までの、作家の泳ぎ 1 読む幸福と書く不幸 2 心優しき伴走者 3 架空の土地を物語る 4 自分の場所、そこからの移動 5 物語の誕生から世界の終わりへ 6 失われた終末 池澤夏樹自著解説 【著者】 池澤夏樹 1945年北海道帯広市に生まれる。小学校から後は東京育ち。以後多くの旅を重ね、3年をギリシャで、10年を沖縄で、5年をフランスで過ごして、今は札幌在住。1987年『スティル・ライフ』で芥川賞を受賞。その後の作品に『マシアス&
作家は本当に沖にむかわなければいけない人種です。 1991年から3年間、ヤップ島、座間味島、東京と場所を変えながら、新井敏記は池澤夏樹に問いかけ続けた。作品を読み込み、そこに現れる作家のテーマを探り、読書と創作の軌跡を詳細に辿る。「作家池澤夏樹の肉声を通して、読書というある種の輝きを持った一瞬を共有したい」という思いに駆られて。 なぜ読むのか? そしてどのように読むのか。 なぜ書くのか? そしてどのように書くのか。 作家はインタヴューを通じて作家となるまでの航跡を総括し、自らの作品を振り返る。作家池澤夏樹をより深く理解するための、お薦めの一冊。 【目次】 環礁までの、作家の泳ぎ 1 読む幸福と書く不幸 2 心優しき伴走者 3 架空の土地を物語る 4 自分の場所、そこからの移動 5 物語の誕生から世界の終わりへ 6 失われた終末 池澤夏樹自著解説 【著者】 池澤夏樹 1945年北海道帯広市に生まれる。小学校から後は東京育ち。以後多くの旅を重ね、3年をギリシャで、10年を沖縄で、5年をフランスで過ごして、今は札幌在住。1987年『スティル・ライフ』で芥川賞を受賞。その後の作品に『マシアス&